100枚解説はちょっと違うと思ったので、戦略ガイドとして駄文を投げました。
無駄に長文です。
https://note.com/raal/n/n22eb5e004d0c
Note記事はこちら。
なんだかんだ原点回帰してくる魂の青単。
アモンケットからもうすぐ4年になるんですって。
https://note.com/raal/n/nfa7454126884
Note記事はこちら。
崩す前にリストと軽く解説を残しておきます。
派手派手でヘイトがキツいけど勝つときめっちゃ気持ち良い奴です。
https://note.com/raal/n/nb886558c564a

エインジーレスルートまとめました。記事はこちら。
https://note.com/raal/n/nd80b5668abd2#T6nF3

記事の書きやすさが段違いなので、EDH関連の情報発信はNoteメインにしていくと思います。
日記っぽいことはこちらで。
画像をポコポコ貼れて楽しい。本格的に移行するのもアリかも。

https://note.com/raal/n/n3516d7f0190d
現在のリストはこちら
https://www.moxfield.com/decks/Kt7kDpibUUKge6wqoR_Vnw

IN
《Demonic Consultation》
《Tainted Pact》
《Scheming Symmetry》
《Pyroblast》
《Red Elemental Blast》
《Mox Amber》
《Burnt Offering》
《Prismatic Vista》
《Blightstep Pathway / Blightstep Pathway》

OUT
《Phantasmagorian》
《Abandon Reason》
《Curse of Fool’s Wisdom》
《Distemper of the Blood》
《Gibbering Descent》
《Senseless Rage》
《Stensia Masquerade》
《City of Brass》
《Reflecting Pool》

デッキへの理解が深まり、必要なものと不要なものがはっきりしてきた。
大改造を行なったので備忘録として残しておく。

《Scheming Symmetry》は実験的試みである。
《Opposition Agent》との2枚コンボと言い張れないこともないが、基本的には普通に運用することを想定している。
初手に下家を加速させて卓のバランスを取る、脅威への対処を色の違うところに押し付ける、ラストターンに実質ノーデメリットで使う等。
扱いがとんでもなく難しいじゃじゃ馬だが、今のところ感触は悪くない。

《Demonic Consultation》《Tainted Pact》は他家の《Thassa’s Oracle》を奪って簡単に勝ちたいという欲望を乗せつつ、インスタントチューター枠として採用。

《Pyroblast》《Red Elemental Blast》は《Thassa’s Oracle》ぶっぱを止めるためにはどうしても必要だと判断して枠を割いた。
あと《Hullbreacher》が重いので追加の対策としての意味合いもある。

枠の都合で不採用としていた《Mox Amber》だが、《Anje》着地ターンの1マナは生死を分かつため重要であると再認識した。
《Necropotence》を絡めた仕掛けには先置きできるマナソースが重要だという事情もある。

マナの不足で空中戦に競り負けるケースを改善するため、インスタントタイミングのマナ加速を1枚増やした。
幾つかの候補の中で《Burnt Offering》が適任だと判断した。黒→赤の変換も兼ねているのが非常に優秀。
副次効果として、適当なマッドネス生物を食べて巨大生物をハードキャストするブチ切れルートが解禁された。

《Phantasmagorian》はループコンボのお供に必須だと思い込んでいたが、なくても意外となんとかなる。
ナチュラルディスカードを駆使してループコンボを完遂する。

枠を捻出するためにマッドネスカードを切り崩すことにした。
マッドネススペルを弱いところから6枚。キャストしないものを選んだ。
これにより墓地が肥えにくくなり《Underworld Breach》と《Bone Miser》の単独完走率が低下する。
とはいえ途中で《Necropotence》《Razaketh》《Worldgorger》に派生してフィニッシュすれば良いので大きな問題にはならない。

継続ライフロスを抑えるため《City of Brass》を《Prismatic Vista》に変更。
より確実に二色揃えるため、《Reflecting Pool》を《Blightstep Pathway / Blightstep Pathway》に変更。
これにより赤と黒を同時に複数出すことが難しくなるが、赤シンボルの要求は濃くないので問題ないと判断する。


デッキ全体のバランスを取り直す大改築。
妨害を厚くするところから入って、バランスを維持するためサーチとマナ加速を盛ってマッドネスを削った格好となる。
よりコンパクトに勝ち確に持っていく方法に慣れてきたので、マッドネスチェイン依存度が減ってきたことの表れでもある。
Whenever an opponent sacrifices a nontoken permanent or discards a permanent card, you may put that card from a graveyard onto the battlefield under your control.


対戦相手が《恐怖の神、ターグリッド》をコントロールしているとき、あなたがマッドネスを持つパーマネントカードを捨てると何が起こるか。

1. あなたのターン中の場合
マッドネスの常在により、マッドネスカードは追放されます。
マッドネスとターグリッドが誘発。
APNAPルールでスタックに積まれて先にターグリッドから解決。
ターグリッドは墓地限定なので追放領域からは何も出ません。
マッドネスを解決して、唱えるならスタックへ、唱えないなら墓地に置かれます。

2. 他の人のターンの場合
マッドネスの常在により、マッドネスカードは追放されます。
マッドネスとターグリッドが誘発。
APNAPルールによりどちらから解決されるかが決定されます。
例えばターグリッドのコントローラーのターンであれば、先にマッドネスが解決。
唱えるならスタックへ、唱えないなら墓地に置かれます。
その後ターグリッドの誘発を解決。唱えず墓地に置かれていた場合、釣ることが可能です。

結論: あなたのターン中にエインジーが仕掛ける分にはあまり問題がないでしょう。
非マッドネスカードを大量に捨てて《葬送の影》を狙うときは多少関係がありますが、ターグリッドの誘発にスタックして《葬送の影》を唱えることができます。大抵の場合は回避が可能です。

カルドハイム注目カード(クソオーラハンター視点)
カルドハイム注目カード(クソオーラハンター視点)
カルドハイム注目カード(クソオーラハンター視点)
カルドハイムのフルスポ来たのでいつもの。

《Search for Glory》
3マナサーチで範囲は氷雪、伝説、英雄譚。
スラムとしては《On Thin Ice》《Serra’s Sanctum》《Kataki, War’s Wage》《Linvala, Keeper of Silence》あたりを探すカードになるだろうか。
除去枠に《Umezawa’s Jitte》や《Skysovereign, Consul Flagship》の採用を検討できるかもしれない。

《Spectral Steel》
2マナで+2/+2を与えるオーラ。
墓地にあるとき2マナと自身を追放してオーラか装備を手札に回収。
回収の能力は貴重なため検討に値するが、重さが気になる。

《Rune of Sustenance》
絆魂を与えるオーラ。2マナだがキャントリップ付き。
キャントリップは貴重なため検討に値するが、絆魂枠は激戦区。
何か事情が変わるまでは出番がないかもしれない。

《Valor of the Worthy》
1マナ+1/+1オーラで宿主が場を離れると1/1飛行トークンが出る。
1マナでパワーが上がるだけで採用圏内……だったのは少し前の話。
最近クソオーラの充実っぷりが凄いのでこのレベルだと現状出番はなさそう。


すぐに採用しそうなのは《Search for Glory》くらいだろうか。
他のオーラは噛み合いが悪くすぐに使うことはなさそうだが、採用圏内のオーラが増えることは歓迎すべきだ。
ウィザーズ内のクソオーラマイスターはしっかり仕事をしているようでなにより。
《Razaketh, the Foulblooded》メイン釣り上げルート。
《Dockside Extortionist》の宝物4の場合。
仕掛けは1RBと24life。墓地は0枚で良い。
《Anje》が戦場に居て手札に《Razaketh》と《Reanimate》が必要。

1.《Anje Falkenrath》で《Razaketh, the Foulblooded》を捨てる。
2.《Reanimate》で《Razaketh》を釣る。
3.《Razaketh》で《Anje》を生贄。サーチは《Dockside Extortionist》。《Anje》は墓地に置く。
4.《Dockside Extortionist》をキャスト。(宝物4)
5.《Dockside Extortionist》を生贄。サーチは《Animate Dead》。
6.《Animate Dead》で《Dockside Extortionist》を釣る。(宝物2→6)
7.《Dockside Extortionist》を生贄。サーチは《Shallow Grave》。
8.《Dockside Extortionist》を釣る。(宝物4→8)
9.《Dockside Extortionist》を生贄。サーチは《Underworld Breach》。
10.《Underworld Breach》キャスト。(宝物6)
11.《Reanimate》を脱出して《Dockside Extortionist》を釣る。(宝物5→9)
コストは《Shallow Grave》《Animate Dead》《Anje》。
12.《Anje》をキャスト。(宝物4)
13.《Dockside Extortionist》を生贄。サーチは《Grave Scrabbler》。
14.《Grave Scrabbler》をマッドネスで唱える。《Dockside Extortionist》を回収。(宝物2)
15.《Dockside Extortionist》をキャスト。(宝物0→4)
16.《Grave Scrabbler》を生贄。サーチは《Worldgorger Dragon》。
17.《Dockside Extortionist》を生贄。サーチは《Necromancy》。
18.《Anje》で《Worldgorger Dragon》を捨てる。
19.《Necromancy》で《Worldgorger Dragon》を釣る。(宝物1)
20. 無限マナ無限ルーターから《Avacyn’s Judgment》で勝利する。

ライフに余裕があるなら16で《Call to the Netherworld》をサーチして《Grave Scrabbler》→《Dockside Extortionist》と回収してサーチを1枚増やせる。
増えた手札で《Dockside Extortionist》を脱出できればさらに磐石になる。
そのままループコンボを狙うこともできるのだが、この段階まで許されている時点で妨害はほぼない。
一応《Deflecting Swat》を加えてフィニッシュする程度で十分だと思われる。

今回は波止場-エミエルと同様の宝物4で考えたが、宝物3でも墓地が潤沢なら完走できる。
6枚あれば《Reanimate》を酷使してマナとサーチが足りることだろう。
グルールカラーで《変幻の大男》生贄から勝つルートのメモ。
考案中のネタデッキから弾き出されたルートを供養しておく。

1. サーチは《人目を引く詮索者》《ゴブリン徴募兵》《松明の急使》。1マナ分は余る。
2. 《ゴブリン徴募兵》で《鏡割りのキキジキ》を積み込む。
3. 《松明の急使》で《人目を引く詮索者》に速攻を与える。
4. 《人目を引く詮索者》が持つ《鏡割りのキキジキ》能力で《人目を引く詮索者》をコピー。コピーの持つ《キキジキ》能力でコピーをコピー。任意回数の繰り返し。
5. 最後の一回で《ゴブリン徴募兵》をコピー。《モグの狂信者》を積む。
6. コピー《詮索者》は全て《モグの狂信者》の能力を持つ。任意回数1点与えて勝利。

追加のマナ要求なしのインスタントタイミングの仕掛け。
ハルク+コンボパーツで6枠要求するのと《キキジキ》素引きでパーツが盛大に腐るのが難点。
あと、パーツが絶望的に弱い。

カジュアル用のノリンの現リストを公開した。
想定レベルは5-6で、パーティープレイを想定している。
https://www.moxfield.com/decks/Jy41b67vakCdkAu-ZMbdUw

この形になった理由を簡単に書き残しておく。

コマンダーナイト用に5-6帯のデッキを求めて《ノリン》を選択した。
手持ちの赤のピカピカを適度に使用できるし、《ノリン》ならどう組んでも5-6になるだろうという目論見があった。
当初は適当にマナ加速してダメージソースを設置、《ジョークルホープス》あたりをぶっぱなして更地で《ノリン》がピョンピョンするという構成だった。

デッキは良く回った。5-6帯を焼き尽くして《ノリン》は十全に暴れ回った。
なんなら相性良いところの7-8帯まで焼き尽くした。
小型生物を封殺し、マナベースを執拗に破壊する構成が偏ったローカルメタを直撃したのだ。

異常な勝率を叩き出し、ふと正気に返る。
これは《ノリン》としては最適解かもしれないが、当初の目的を忘れていないか?
本当に5-6帯に相応しいパワーレベルに仕上がっているのか?
「キルターン遅いから大丈夫だろ」と思っていたけど、行動不能にしてからじわじわ焼くのは客観的に見て最悪なのでは??

というわけで、反省した結果デッキから大量土地破壊の類が消えた。
虚無ジェネラル《ノリン》はクラスチェンジして、謎の赤単プレインズウォーカーコントロールになったのであった。
行動を制約する類の置物も排除し、除去とダメージソースを厚く取っている。
まこと悠長に遠い遠い勝ちを拾いに行く正真正銘の5-6デッキに仕上がった。
いい匙加減となって目標を達したので、この状態でレシピにしておこうと思う。

今回の教訓
・5-6帯に虚無ジェネラルをぶつけるのはやめとくのが無難
・レベル表はあくまで目安。数字にならないこともある
ある程度の形になったので叩き台として公開しておく。レシピはこちら。
https://www.moxfield.com/decks/U8xHAhAinUmOTFC3Vkc-eg

2ターン目ジェネラルキャストから、除去耐性を重ねつつアドバンテージを稼ぐ。
インスタント妨害と置物妨害で遅延して、機を見て打点を跳ね上げて勝負に出る。
やってることは大体《スラム》と一緒。
折角大量にドローするのだから適当なコンボを採用するかも検討したが、《ワイレス》を守りながら3人殴り倒す方が早く安定するため不採用とした。

赤の参入により《紅蓮破》や《偏向はたき》などの強力な妨害を使えるのが明確な差別点。
《波止場の恐喝者》からの《きらきらするすべて》や《棍棒での殴り合い》による爆発力も特筆に値する。
《波止場の恐喝者》に頼らずとも数ターン生存すればリソースが雪達磨式に膨れ上がるので、手札参照の《浄火の鎧》《浄火の板金鎧》の修正値が異常なことになる。

一方で1マナ増えたことによりデッキ構造が大きく変化した。
非緑で2ターン目3マナの要求を満たすためには大量のマナファクトを採用するしかない。
これによりデッキスロットが圧迫され、《スラム》に比べて妨害の密度がかなり下がってしまった。
ドローが回り出せば《ワイレス》の方が強く動けるが、初動は《スラム》に分がある。

現時点での評価としては、初動を犠牲にして爆発力と赤の対応力を得た《スラム》といったところ。
開幕だけ要介護だが、回り出したら天下無双なので殴りジェネラル好きの皆様は是非とも試してみてほしい。

思考整理のため、現在採用している勝ち筋の整理。
デッキはこれ。( https://www.moxfield.com/decks/Kt7kDpibUUKge6wqoR_Vnw )


・《Animate Dead》/《Necromancy》+《Worldgorger Dragon》
ジェネラル+2枚、1Bソーサリー/2Bインスタントの仕掛け。
ジェネラルが居る状態でループを成立させると無限に能力起動ができ、無限マナ無限ルーターから《Avacyn’s Judgment》を放って勝利する。
又は《Ulamog, the Infinite Gyre》によるライブラリ修復により《Alms of the Vein》《Fiery Temper》等を任意回数キャストしても良い。
単体除去で全てを失うリスクがあるため軽々には仕掛けられないが、インスタント3マナ勝利にはリスクに見合う価値がある。


・《Bone Miser》
ジェネラル+生キャスト4B、あるいはリアニスペル各種のB~2Bの仕掛け。
加えて手札にマッドネスカードが必要。もちろん多いほど成功率が上がる。
マッドネスを回すだけでリソースが溢れる、ほぼ《Anje》専用のオリカゾンビ。
最終的に《Ulamog》によるライブラリ修復から呪文を任意回数唱えるループに入って勝利する。

ジェネラル以外のディスカード手段があると土地からマナが出て不要牌がドローになるため一気に完走に近づく。
《Phantasmagorian》が確保できていないときはナチュラルディスカードの活用も検討したい。
メイン《Bone Miser》からマッドネスを回して手札を溢れさせ、クリンナップでマナを確保して暴れるのは勝ちパターンの一つ。

《Shadow of the Grave》で大量のアドバンテージを得るか、8マナデーモンのどちらかを釣り上げることで完走がほぼ確定する。


・《Underworld Breach》
1枚コンボA。墓地だけあればサーチ1枚から容易に勝利する。
状況次第だが、サーチから入ると4~5マナの仕掛けになることが多い。
《Vilis》や《Necropotence》を経由してリソースを回復してから決めるもよし、上記コンボを直接狙うもよし。

これ自身をコンボパーツとしてループを形成するという選択肢もある。
《Phantasmagorian》で脱出コストを確保してマナ加速と《Shadow of the Grave》を連打し、ライブラリを掘り尽くしたら好き放題できる。
《Ulamog》ループで順当に勝つも良し。
《Songs of the Damned》を10回ほど唱えて《Avacyn’s Judgment》でも良い。

どうしても共鳴者が欲しいときの裏技として《Emergence Zone》でクリンナップ中に設置することで、ナチュラルディスカードと《Underworld Breach》を併用できる。実戦で使ったことはまだない。


・《Necropotence》
1枚コンボB。不確定ながら、ライフさえあれば強引に手を揃えることができる。
仕掛けはBBB+インスタントリアニの5~6マナ。
30ライフほど払うのであれば、マナ加速に期待してBBB+Bで仕掛けても成功率はそれほど悪くない。

限界まで引いて《Worldgorger》か《Bone Miser》+ナチュラルディスカードのルートを狙う。
《Emergence Zone》が使えると成功率が段違いだが、素の成功率がかなり高いので無理をする必要はない。
マッドネスカードが追放領域にあるときに《Necropotence》の誘発を解決することで、《Necropotence》下でも墓地に送れるという小技は知っておきたい。


・《Shadow of the Grave》
このターンに捨てたカードを回収する。
リソース獲得量が多すぎるので、これ自体も条件次第で勝ち筋になる。
適宜マナを補充しながら《Underworld Breach》や《Razaketh》で連打するルートは分かりやすい。
他に《Ulamog》のライブラリ修復にスタックして使用するルートがある。
獲得したリソースを用いて山札に戻った《Shadow of the Grave》にアクセスしつつ、どうにかマナを捻り出せば不確定ながらループが始まる。
どんどん山札が薄くなるので、2~3回も回せば確定ループに昇格する。
《Grafdigger’s Cage》や《Containment Priest》で睨まれているときに《Necropotence》から狙う第3のルート。


・《Vilis, Broker of Blood》
《Reanimate》からお手軽8ドローの脱法ドローマン。そこから他ルートに派生したりしなかったりする。
《Bone Miser》と並べてクリンナップを迎えると土地を捨てて出たマナで《Vilis》を起動しドローする詐欺ムーブが見られる。
2体も釣り上げるのは現実的でない……と見せかけて、《Underworld Breach》があっさり成立させてくれる。
まず《Vilis》を釣り上げ、獲得したリソースで《Bone Miser》に繋ぐパターンは必修。


・《Razaketh, the Foulblooded》
2~3体餌がいれば概ね完走まで持っていく脱法サーチマン。
暇なときにマッドネス生物を展開できていると《Razaketh》による確定勝利に繋げやすい。
餌が十分にあればインスタントリアニからでも勝つが、メインで動くと《Dockside Extortionist》→《Underworld Breach》が強く生贄1体からでも、具体的に言うと《Anje》生贄からでも勝ちうる。
《Bone Miser》と並べてジェネラル起動まで行くと、生物マッドネスがキャントリップ付デモチューに化けるという詐欺ムーブが見られる。


【EDH】《エインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrath》調整記3
【EDH】《エインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrath》調整記3
現在のリストはこちら
https://www.moxfield.com/decks/Kt7kDpibUUKge6wqoR_Vnw

IN
《Jeweled Lotus》
《Necropotence》
《Opposition Agent》

OUT
《Archfiend of Ifnir》
《Dance of the Dead》
《Tainted Pact》

-----
初手《Anje》を可能とする《Jeweled Lotus》を採用。
ジェネラルがルーターであるため、後半腐るデメリットはそれほど気にならない。

1枚で勝つ《Necropotence》を採用。
30枚ほど手札を増やして《Bone Miser》インスタントリアニから滅茶苦茶して勝つことを狙う。

令和のバグカード《Opposition Agent》を採用。
無理なく3マナを構え続けるという要求を満たせるため、その威力を最大限に発揮できる。


パワーカードを採用する枠を捻出するため、使用していて腐るタイミングの多かったカードを泣く泣くカットした。

《Archfiend of Ifnir》は単体除去が増えた情勢を見て、勝利貢献度とヘイトのバランスの悪さが気になった。除去を誘うからには勝利確定クラスのリターンがほしい。

《Dance of the Dead》はメインで仕掛けるカードが多くなりすぎたため、役割被りでカットした。
《Necropotence》に枠を奪われた格好となる。

《Tainted Pact》は非常に強力なのだが、追放のリスクが思ったより大きく使い勝手が悪かったため、枠の都合でカットされた。
全体のバランスを見て、サーチが必要だと判断されたら戻ってくることだろう。
----

統率者レジェンズのドロー禁止マン、サーチ禁止マンにより環境は激変している。
片方を自分で使って恩恵を受けつつ、無駄に豊富なマッドネス除去で3/3/2に対抗できるエインジーはなかなか良い立ち位置に居ると言えそうだ。
統率者レジェンズ注目カード(クソオーラハンター視点)
統率者レジェンズ注目カード(クソオーラハンター視点)
ロータスや3/3/2で大いに盛り上がっている統率者レジェンズ、ついにフルスポ到来。
いつものやっていきましょう。

《慈善の祝福》 1W
瞬速
エンチャント(クリーチャー)
~が出るに際し、色1色を選ぶ。
エンチャントしているクリーチャーは、プロテクション(その選ばれた色)を持つ。
この効果は、すでにそれについていてあなたがコントロールしているオーラや装備品をはずさない。


往年の名カード《チョー=マノの祝福》のリメイクにして上位互換。
《チョー=マノの祝福》もプロテクション付与としては優秀なので、2枚態勢になるだけでも嬉しい。
更新点であるプロテクションを宣言しながらオーラを残せることが《スラム》では非常に重要で、構造上防ぐことの難しい白除去への数少ない解答になりうる。

今回は大振り大味なので収穫なしかと思いきや、地味ながら確実なアップデートが来て一安心。
パワフルホワイトカード()はスカだったけれど、予想通りといえば予想通り。期待外れではあったけど。

ところで、構築済の方に《Wyleth, Soul of Steel》とかいう装備&オーラ依存の脱法ドローおじさんが来てるんですが。
はたして《スラム》おじさんはアイデンティティを保てるのだろうか。
《Anje Falkenrath》と《Necropotence》を合わせたとき、どれくらいの前提条件で仕掛けが成立するかをメモしておく。

まず《Anje》有ルートの説明。
エンドステップに増えた手札から《Bone Miser》をインスタントリアニしてクリンナップに移行。
土地を大量にディスカードしてマナを確保し、《Ulamog》のライブラリ修復をスタックに積み、その上から《Shadow of the Grave》を撃つ。
この後はどうとでもなると思うが、ゾンビがいっぱい出ているので《Razaketh》が簡単だろう。
《Alms of the Vein》か《From Under the Floorboards》でライフを補充しながら確定でループを進めて勝利する。

ペイライフ30から考える。
マッドネスを回すことで15~20枚程度の手札交換が入る。
一番厳しい条件の黒1マナ浮き、残ライフ1だと成功率は8割程度。
黒黒浮き、残りライフ3だと9割以上で成立する。

ペイライフ20のとき、マッドネスで掘れるのは10枚前後。
黒1マナ浮き、残ライフ1だと成功率は6割程度。
1BBの3マナ浮きで残りライフ3だと9割以上で成立する。



《Anje》がいないときの仕掛けも考えておく。

・《Worldgorger》+《Necromancy》+《Avacyn’s Judgment》を揃える。
・《Bone Miser》+《Razaketh》から《Shadow of the Grave》クリンナップループ。
どちらも30枚程度で揃えるのはかなり厳しく、足りない1枚を《Necropotence》で探しに行くような運用が現実的だろう。
後者の場合、《Razaketh》で《Necropotence》を探してリソースからっぽからワンチャン取りに行くケースが考えられる。

・《Underworld Breach》
《Emergence Zone》でクリンナップに仕掛けるか、メインで設置して《Breach》爆発スタックで《Phantasmagorian》から墓地を肥やして仕掛けるか。
《Necropotence》の暴力的なリソースをマナとサーチに変換できれば無理矢理上記2種の勝ち筋に繋がる。


まとめ
・《Anje》がいるなら黒1マナからぶっぱしてもまあまあ勝つ
・《Anje》がいて1BBの3マナあれば安心
・《Anje》いないとあんまり勝たないけど、ワンチャンくらいはある
《ネクロポーテンス》とマッドネス
超有名カードの《ネクロポーテンス》だが、新たな知見を得たので皆様にも共有しておきたい。

あなたのドロー・ステップを飛ばす。

あなたがカードを捨てるたび、あなたの墓地にあるそのカードを追放する。

1点のライフを支払う:あなたのライブラリーの一番上のカードを裏向きのまま追放する。あなたの次の終了ステップの開始時に、そのカードをあなたの手札に加える。


702.34 マッドネス/Madness

702.34a マッドネスは二つの能力からなるキーワードである。一つは、カードが手札にあるときに影響を及ぼす常在型能力、もう一つは、一番目の能力が適用されたときに機能する誘発型能力である。「マッドネス [コスト]/Madness [cost]」は、「プレイヤーがこのカードを捨てるなら、このカードは捨てられるが、このカードを墓地に置く代わりに 追放する」と「このカードがこの方法で追放されたとき、オーナーは、マナ・コストではなく[コスト]を支払うことでこのカードを唱えてもよい。そうしないなら、そのプレイヤーはこのカードを自分の墓地に置く」の二つの意味を持つ。

702.34b マッドネス 能力で呪文を唱える場合は、rule 601.2b および rule 601.2f-h の代替コストのルールに従う。

702.34c マッドネスの誘発型能力の解決後に、その追放されたカードが唱えられることなく公開領域に移動した場合、捨てられたカードを参照する効果はそのオブジェクトを見つけることができる(rule 400.7i 参照)。



これまで702.34cの挙動ばかりを気にしていて、マッドネスで唱えなかったカードは《ネクロポーテンス》で追放されるものと思い込んでいた。
だが、実際の挙動はこうである。

1. マッドネス持ちのカードを捨てる。マッドネス(常在)により追放に置換。
2. マッドネスと《ネクロポーテンス》の誘発が同時にスタックに乗る。任意の順で解決する。
3-a. マッドネス(誘発)から解決し、呪文を唱えることを選択。解決後、墓地に置かれる。
3-b. マッドネス(誘発)から解決し、墓地に置くことを選択。《ネクロポーテンス》によって追放される。
3-c. 《ネクロポーテンス》の誘発から解決すると、カードが既に追放領域にあるため何もしない。
3-c-1. マッドネス(誘発)を解決し、呪文を唱えることを選択。解決後、墓地に置かれる。
3-c-2. マッドネス(誘発)を解決し、墓地に置くことを選択。墓地に置かれる。


つまり、マッドネスで唱えないとき墓地に置くか追放するか選択可能である。
マッドネスカードは《ネクロポーテンス》の追放を回避できるのだ。


寡聞にして知らなかったため、凄い衝撃を受けた。
自分の《エインジー・ファルケンラス》ができるようになったことをメモしておく。

1. 《ネクロポーテンス》設置後、ゆっくりする。
とりあえず7~14枚ほど引いてエンドという選択をするとき、墓地を貯めることができる。
生物カウントが進むと《忌むべき者の歌》や《霊廟の秘密》が強化されるし、《死の国からの脱出》も使いやすくなる。
追放されると思い込んでいたのでこの選択を取ることができなかった。

2. 大量ドロー後、終了ステップに仕掛ける。
雑に30枚程手札を増やしたあと、終了ステップにマッドネスを回す裏目を気にしていた。
《骨たかりの守銭奴》のためにクリンナップのディスカードをしたいが《ネクロポーテンス》の追放を解決したくない……と勝手に苦しんでいた。
追放されるマッドネス君はいないので、問題なくクリンナップに進むことができる。

3. クリンナップループ。
《ネクロポーテンス》があるとき、クリンナップの大量ディスカードからの追放祭りを越えることは不可能だと思っていた。
3-bパターンだけを認識していたので、1枚ずつ追放されて《葬送の影》すら当てられないと思い込んでいたのだ。
ディスカードしたもののうちマッドネス持ちは残せるし、《葬送の影》も問題なく当てることができる。

4. 《ネクロポーテンス》を採用する。
デメリットつらいし、置いてもすぐ勝たんし、隙はでかいしシンボルきついし……と世紀のパワーカードを見送っていた。
デメリットは大体幻想だったし、置いたらすぐ勝つことが分かったので試すことにする。
《Anje Falkenrath》で《Underworld Breach》を使ってみての感想をメモしておく。


・《Reanimate》+《Vilis》
リソースが厳しいときにとりあえず8枚ドローするプラン。
1マナと仕掛けが軽く、チューター連打からでも入りやすい。


・《Reanimate》+《Bone Miser》
手札のマッドネス枚数に余裕があるときはこっちの方がリソースが伸びやすい。
釣り竿を選べるなら《Reanimate》か《Shallow Grave》にしておくと、危険物2号を釣って簡単マジックに持ち込みやすい。


・《Reanimate》+《Razaketh》
生贄要因がいるなら《Razaketh》が安定。
数回のサーチでマナを増やしながら危険物2号を釣り上げてゲームエンドに持ち込める。
《Anje》を生贄にして《Reanimate》するという小テクは有用。一枚サーチしながら《Anje》がアンタップする。


・《Necromancy》+《Worldgorger Dragon》
《Underworld Breach》があるなら妨害で全てを失う前に《Necromancy》再キャストにより再始動できるかもしれない。
追放除去は耐えないし、再キャストを構えると膨大なマナがかかるのでやはり積極的には狙わない。


・《Shadow of the Grave》ループ
適宜マナを出して《Shadow of the Grave》を連打するプラン。
脱出コスト以上に墓地を肥やすことができればライブラリを掘りつくすことが可能となる。
《Phantasmagorian》に辿りつけば土地等の不要牌を脱出コストに変換して一気に完走に近づく。

掘りきった後の挙動は以前に説明した通り。(https://raalsmtg.diarynote.jp/202008260118582516/)
マッドネスドローと《Ulamog》のライブラリ修復をスタックに積み、その上から《Shadow of the Grave》を撃つことでループを形成する。


・《Shadow of the Grave》ループ in クリンナップ
《Emergence Zone》で《Underworld Breach》をクリンナップステップに唱えることで発生する変態の業。
《Shadow of the Grave》で溢れた手札をもってクリンナップに入り、マッドネスカードを1枚以上捨ててクリンナップに優先権を持ち込む。
クリンナップで《Underworld Breach》を設置、マッドネスと《Shadow of the Grave》を回せるだけ回してから不要牌と1枚のマッドネスを抱え、再度クリンナップへ。
不要牌を墓地にシュートしつつマッドネスで優先権を確保し、ループを続行する。
クリンナップを迎える度にマナプールが空になること、《Emergence Zone》の効果が終了すること(スタックに乗らない)、《Necromancy》が自壊すること(スタックに乗る)に注意が必要である。

メインで仕掛けた《Shadow of the Grave》でとんでもなく土地フラッドしたときに《Underworld Breach》《Emergence Zone》が揃っていたら使うかもしれないルート。
限界ルールオタクになる必要があるのが難点。

【EDH】《エインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrath》調整記2
現在のリストはこちら。
https://www.moxfield.com/decks/Kt7kDpibUUKge6wqoR_Vnw


前回からの変更点

OUT
《Cavern of Souls》
《Mountain》
《Swamp》
《Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《Rite of Flame》
《Corpse Dance》
《Street Wraith》

IN
《Agadeem’s Awakening / Agadeem, the Undercrypt》
《Blast Zone》
《Emergence Zone》
《Shatterskull Smashing / Shatterskull, the Hammer Pass》
《Gamble》
《Imperial Seal》
《Underworld Breach》


各項目についてメモを残しておく。

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カウンターされるのはコンボパーツであり、ジェネラルは素通しだったので《Cavern of Souls》を解雇。

基本土地を1枠ずつ削って両面土地を試験採用。
《Bone Miser》でドローになる、《Chrome Mox》に刻印できる、《Mox Diamond》で捨てられない、という差がある。
現在のところ感触は良好。

置物に触る手段が《Chaos Warp》に加えてもう1枚欲しいので《Blast Zone》を採用。

重ね引いて弱かった《Rite of Flame》《Corpse Dance》と、ふんわり枠の《Street Wraith》を解雇して枠を捻出。

1ターン目のアクションが少なすぎたことを踏まえて1マナチューターを採用。
1マナチューターが増えてバリューの上がった《Underworld Breach》を採用。
速度勝負にも少しは耐性が付いた。
構えるマジックへの対応は《Emergence Zone》にぶん投げておく。

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思考停止がないから、ソーサリーアクションだから、《Underworld Breach》は不要かなあ、などと思っていたがそんなことは全くなかった。
強いカードは雑に使っても強い。

コマンダーナイト『ゼンディカーの夜明け』実績解除RTA
今季も実績解除の時間がやってきた。
緑単を使って実績6つを取る手順を紹介しておく。想定ジェネラルは《放浪の吟遊詩人、イーサーン》だ。
まずは適当に無限入ってから。

・装備されているかエンチャントされているクリーチャーを 3 体以上コントロールする。
面倒かと思われたが、《アシャヤ》が居れば生物にオーラを貼るのは容易い。
《繁茂》《楽園の拡散》《ケンリスの変身》で3つ。
《賦活》や《木化》あたりを入れておくと実績を奢ることも可能。

・伝説のパーマネントを 4 個以上コントロールする。
《イーサーン》《アシャヤ》《ガイアの揺籃の地》《ニクスの祭殿、ニクソス》等
土地は《桜族の斥候》等に速攻を付与していくらでも置ける。

・ウィザードかクレリックか戦士かならず者を合計 4 体以上コントロールする。
《イーサーン》(Rogue)
《森を護る者》(Wizard)
《燭台の大魔術師》(Wizard)
《エルフの開墾者》(Warrior)
《ラムナプの採掘者》(Cleric) 等

・あなたがコントロールするパーマネントの上に+1/+1 カウンターを 5 個以上置く。
《漁る軟泥》で。餌は自分の生物を《内にいる獣》等で墓地に叩き込めば確保できる。

・土地でもあるクリーチャーを 1 体以上コントロールする。
《ドライアドの東屋》《アシャヤ》等

・1 ターンの間に対戦相手のクリーチャーを 3 体以上破壊する。
《ティムールの剣歯虎》+《永遠の証人》による無限《内にいる獣》で。


これで6つ。お疲れ様でした。


もし全員に実績を配るのであれば、《出現領域》を起動してから《ティムールの剣歯虎》+《難題の予見者》で任意枚数引かせることも可能だ。

・《ティムールの剣歯虎》で《難題の予見者》を回収。ドローが誘発。
・瞬速で《難題の予見者》をプレイ。EtBを解決。
・《ティムールの剣歯虎》で《難題の予見者》を回収。ドローが誘発。
・瞬速で《難題の予見者》をプレイ。EtBを解決。

このようにループして一人の手札を生贄にドローを無限に貯められる。
あとは《アルゴスの古老》+《アシャヤ》で無限に土地を起こしてあげればきっと皆実績が達成できることだろう。


前回と違って特殊な構築や特定のカードを要求しなくなった。
これにより参入障壁が下がったことは素直に喜ばしいと思う。

ところで、実績解除案件は無限ループからの達成が最適解になりやすい。
今回は達成までの手順が想定しやすかったのか、あるいは慣れたのか。
前回に比べて実績達成無限ループおじさんが増えていることを観測した。
まあ、誰だってそうする。俺だってそうする。

それ自体は何の問題もない。
ただし、参入障壁が下がったことによりレベルミスマッチ問題が発生しやすくなっていることには注意が必要だろう。
すなわち、「実績達成用カードをどっさり詰め込んでやってきた初心者」と「実績達成無限ループおじさん」が同卓する問題である。
さらに言うなら、「実績達成無限ループおじさん」が複数存在するとき初心者が何度も無限で轢かれる問題でもある。
「実績達成無限ループおじさん」はどうか、即死で冷えきった場を和ませる二の矢を用意してからコマンダーナイトに参戦していただきたい。
せっかくの機会、初心者の皆様に素晴しい体験が訪れますように。

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