《ネクロポーテンス》とマッドネス
2020年10月23日 Magic: The Gathering
超有名カードの《ネクロポーテンス》だが、新たな知見を得たので皆様にも共有しておきたい。
これまで702.34cの挙動ばかりを気にしていて、マッドネスで唱えなかったカードは《ネクロポーテンス》で追放されるものと思い込んでいた。
だが、実際の挙動はこうである。
1. マッドネス持ちのカードを捨てる。マッドネス(常在)により追放に置換。
2. マッドネスと《ネクロポーテンス》の誘発が同時にスタックに乗る。任意の順で解決する。
3-a. マッドネス(誘発)から解決し、呪文を唱えることを選択。解決後、墓地に置かれる。
3-b. マッドネス(誘発)から解決し、墓地に置くことを選択。《ネクロポーテンス》によって追放される。
3-c. 《ネクロポーテンス》の誘発から解決すると、カードが既に追放領域にあるため何もしない。
3-c-1. マッドネス(誘発)を解決し、呪文を唱えることを選択。解決後、墓地に置かれる。
3-c-2. マッドネス(誘発)を解決し、墓地に置くことを選択。墓地に置かれる。
つまり、マッドネスで唱えないとき墓地に置くか追放するか選択可能である。
マッドネスカードは《ネクロポーテンス》の追放を回避できるのだ。
寡聞にして知らなかったため、凄い衝撃を受けた。
自分の《エインジー・ファルケンラス》ができるようになったことをメモしておく。
1. 《ネクロポーテンス》設置後、ゆっくりする。
とりあえず7~14枚ほど引いてエンドという選択をするとき、墓地を貯めることができる。
生物カウントが進むと《忌むべき者の歌》や《霊廟の秘密》が強化されるし、《死の国からの脱出》も使いやすくなる。
追放されると思い込んでいたのでこの選択を取ることができなかった。
2. 大量ドロー後、終了ステップに仕掛ける。
雑に30枚程手札を増やしたあと、終了ステップにマッドネスを回す裏目を気にしていた。
《骨たかりの守銭奴》のためにクリンナップのディスカードをしたいが《ネクロポーテンス》の追放を解決したくない……と勝手に苦しんでいた。
追放されるマッドネス君はいないので、問題なくクリンナップに進むことができる。
3. クリンナップループ。
《ネクロポーテンス》があるとき、クリンナップの大量ディスカードからの追放祭りを越えることは不可能だと思っていた。
3-bパターンだけを認識していたので、1枚ずつ追放されて《葬送の影》すら当てられないと思い込んでいたのだ。
ディスカードしたもののうちマッドネス持ちは残せるし、《葬送の影》も問題なく当てることができる。
4. 《ネクロポーテンス》を採用する。
デメリットつらいし、置いてもすぐ勝たんし、隙はでかいしシンボルきついし……と世紀のパワーカードを見送っていた。
デメリットは大体幻想だったし、置いたらすぐ勝つことが分かったので試すことにする。
あなたのドロー・ステップを飛ばす。
あなたがカードを捨てるたび、あなたの墓地にあるそのカードを追放する。
1点のライフを支払う:あなたのライブラリーの一番上のカードを裏向きのまま追放する。あなたの次の終了ステップの開始時に、そのカードをあなたの手札に加える。
702.34 マッドネス/Madness
702.34a マッドネスは二つの能力からなるキーワードである。一つは、カードが手札にあるときに影響を及ぼす常在型能力、もう一つは、一番目の能力が適用されたときに機能する誘発型能力である。「マッドネス [コスト]/Madness [cost]」は、「プレイヤーがこのカードを捨てるなら、このカードは捨てられるが、このカードを墓地に置く代わりに 追放する」と「このカードがこの方法で追放されたとき、オーナーは、マナ・コストではなく[コスト]を支払うことでこのカードを唱えてもよい。そうしないなら、そのプレイヤーはこのカードを自分の墓地に置く」の二つの意味を持つ。
702.34b マッドネス 能力で呪文を唱える場合は、rule 601.2b および rule 601.2f-h の代替コストのルールに従う。
702.34c マッドネスの誘発型能力の解決後に、その追放されたカードが唱えられることなく公開領域に移動した場合、捨てられたカードを参照する効果はそのオブジェクトを見つけることができる(rule 400.7i 参照)。
これまで702.34cの挙動ばかりを気にしていて、マッドネスで唱えなかったカードは《ネクロポーテンス》で追放されるものと思い込んでいた。
だが、実際の挙動はこうである。
1. マッドネス持ちのカードを捨てる。マッドネス(常在)により追放に置換。
2. マッドネスと《ネクロポーテンス》の誘発が同時にスタックに乗る。任意の順で解決する。
3-a. マッドネス(誘発)から解決し、呪文を唱えることを選択。解決後、墓地に置かれる。
3-b. マッドネス(誘発)から解決し、墓地に置くことを選択。《ネクロポーテンス》によって追放される。
3-c. 《ネクロポーテンス》の誘発から解決すると、カードが既に追放領域にあるため何もしない。
3-c-1. マッドネス(誘発)を解決し、呪文を唱えることを選択。解決後、墓地に置かれる。
3-c-2. マッドネス(誘発)を解決し、墓地に置くことを選択。墓地に置かれる。
つまり、マッドネスで唱えないとき墓地に置くか追放するか選択可能である。
マッドネスカードは《ネクロポーテンス》の追放を回避できるのだ。
寡聞にして知らなかったため、凄い衝撃を受けた。
自分の《エインジー・ファルケンラス》ができるようになったことをメモしておく。
1. 《ネクロポーテンス》設置後、ゆっくりする。
とりあえず7~14枚ほど引いてエンドという選択をするとき、墓地を貯めることができる。
生物カウントが進むと《忌むべき者の歌》や《霊廟の秘密》が強化されるし、《死の国からの脱出》も使いやすくなる。
追放されると思い込んでいたのでこの選択を取ることができなかった。
2. 大量ドロー後、終了ステップに仕掛ける。
雑に30枚程手札を増やしたあと、終了ステップにマッドネスを回す裏目を気にしていた。
《骨たかりの守銭奴》のためにクリンナップのディスカードをしたいが《ネクロポーテンス》の追放を解決したくない……と勝手に苦しんでいた。
追放されるマッドネス君はいないので、問題なくクリンナップに進むことができる。
3. クリンナップループ。
《ネクロポーテンス》があるとき、クリンナップの大量ディスカードからの追放祭りを越えることは不可能だと思っていた。
3-bパターンだけを認識していたので、1枚ずつ追放されて《葬送の影》すら当てられないと思い込んでいたのだ。
ディスカードしたもののうちマッドネス持ちは残せるし、《葬送の影》も問題なく当てることができる。
4. 《ネクロポーテンス》を採用する。
デメリットつらいし、置いてもすぐ勝たんし、隙はでかいしシンボルきついし……と世紀のパワーカードを見送っていた。
デメリットは大体幻想だったし、置いたらすぐ勝つことが分かったので試すことにする。
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